◆アニメ アイドルマスター ミリオンライブ! 第8話 感想回◆

感想とか評価みたいな話は一通り見終えてから、と思っていたんだけど、8話を見てあまりにもこのみさん好き……になったのでその辺りの話とか、色々書いた。結果アニメ分が薄くなったかもしれない。
なんというか自分の好きが入ってい過ぎていて、幻覚でも見ているのかと思った。流石に。

 

 

このみさんがアイドルになった経緯の話

パンツスーツこのみさん、良い……。
名刺を受け取ったときのこのみさん、呆気にとられている為か口が少し開いていてかわいいですね。確認したらBNSでもちょっと口開いてた。

ここは後の展開への布石ということもあって、さらっと流れただけだったけど、このみさんの面接は大好きなシーンなので入っていてくれて嬉しい。

このみさんが元々事務員志望というのは各媒体共通なんですが、グリー以前では、ぴよちゃんの手違いで事務員ではなくアイドルの応募として処理されて合格。
ミリシタ以降では、事務員として面接を受けに来ていたこのみさんをプロデューサーが引き継ぎ、その場でスカウトするという流れになっています。

ここの引き継ぎがめちゃくちゃ雑にやられるんだけど、それが良い(社長に「後は頼んだよ!」と言って投げられるだけ)
わざわざプロデューサーに引き継いだということは、当然社長としては思うところがあったんだろうけど、何も言わない。あくまでこのみさんを選ぶのはプロデューサーだということにしてくれているように感じて好き。
(……というようなことを書いていたら、先行上映2幕3週のボイスシアターで社長の丸投げ芸がいじられていて笑ってしまった。
うるさい……! 社長は色々考えて俺に任せてくれてるんだよ…………!!)

この場にプロデューサーが居なければ、順当に事務員として採用されていたと思います。s4u水中キャンディのように。
もしそうなっていたら、その先に『アイドル 馬場このみ』の可能性はどれほどあったんだろう。このみさんは元々アイドルになるつもりが無かったのだから、あるいは一生、その気になることも無かったかもしれない。年齢のこともあります。
この面接はまさに、このみさんがアイドルになるための"最後のチャンス"とも言えるシーンだと思っていて、そんな大事なシーンが入っていて嬉しいよ。

このみさんの面接エピソードが流れると、よく、じゃあ美咲ちゃんはどうなんだ、という話になることがある。このみさんと美咲ちゃんの何が違うのかというと、夢を持っているかいないかじゃないかと思います。
美咲ちゃんは衣装作りが趣味で、アイドルの衣装を作りたいという明確な"やりたいこと"を持っているわけだから、例え美咲ちゃんにアイドルのポテンシャルがあったとしても、無理にアイドルに誘うことはしなかったんじゃないかな。
s4u水中キャンディでもこのみさんと一緒に事務員をやっているわけで、もしこのみさんがアイドルにならなかったとしても、代わりにアイドルになるみたいなことは無さそう。

 

このみさんも大切なアイドルの一人

トラブルのせいもあってほぼ無人となった1回目のステージ。
なんとか皆を鼓舞しようとするものの、中々皆の気持ちは上向きにならない。
そこへ桃子が呟いた"やっぱりそう上手くは行かない"という言葉。その場の誰よりも現実を知っているはずの桃子の言葉は重く、このみさんは一人部屋の外へ。
プロデューサーへの連絡を躊躇っているところへ、プロデューサーからの着信が入る……。

いや~~~……マジで良いシーンだね…………。

どうしてこのみさんは、プロデューサーに連絡することができなかったのか。
このあたりの心情を理解するためには、グリー版のミックスナッツコミュがヒントになる気がしています。

www.nicovideo.jp

私がしっかり考えないと、あの子達が輝けないんだもの……!

私、最年長だし、みんなに頼られる存在にならなくちゃって……、アイドルである前に大人で居なくちゃって……そう思ってた……。
プロデューサーは、他の若い子達の面倒をみるので忙しいし……。
せめて私は、大人として自立して、みんなを引っ張っていかなくちゃって……。
でも……そっか。あなたにとっては、私も、あの子達と同じアイドルなのね……。

これは今回の状況と非常に近い感じがする。
Team5thは大人が居ないため、プロデューサーはそっちに集中してもらいたい。その間、Team4thは自分がしっかりして見てあげないと……。"アイドルである前に大人で居なくちゃって……そう思ってた"と、まさにそんな心境だったのではないかと思う。

通話でも、まず皆のことを伝えようとするこのみさんを制して、このみさんは大人である前にアイドルだと伝えるプロデューサー。100万点です。

そして、このみさんが面接のときにプロデューサーからスカウトされたときの言葉。拍手を浴びてステージの上で輝くこのみさんが浮かんだって。

おい!

これか?

俺が愛してやまないこのみさんシーンの1つであるこれじゃねーか! ちなみにメモリアルコミュ3です。

これはもう完全に自分の主観なんですけど、このシーンは"このみさんが初めてプロデューサーを(無意識に)頼ったシーン"だと捉えています。
MSのメモコミュ3はそれぞれの初ステージがテーマなわけですが、このみさんの場合は、緊張で(Pもステージにあげさせようとする等)わかりやすくおかしくなっている様子が描かれます。
そんな状況でこのみさんから出た問いかけが"どうして私を誘ってくれたの?"です。初ステージを前にして極度の緊張にある中で、ステージに向かうための自信を、プロデューサーから貰おうとしているように感じます。

そのゲームのシーンが、同じ文脈のアニメのシーンで出てくるのが、なんというか、めちゃくちゃ嬉しい。

 

どうしても自分より皆を優先してしまうこのみさん。亜利沙と桃子に言われなかったとしたら、自分の出番はどうするつもりだったんだろう。
このみさんをアイドルとして押し上げたのはプロデューサーであり、亜利沙や桃子、Team4thの皆であって、その全てが第8話最後の言葉に繋がっているのかもしれない。なんて思った。

 

アイドルにしてくれてありがとうという言葉

この言葉は他のスカウト組Pにも刺さるところがあると思う。

中でも、本当は事務員になるはずだった(そしてそのif世界も見せられている)このみさんならではの感情がやっぱりある。

今日の経験も、アイドルになっていなければできなかったこと。そんな一日を振り返りながら、嬉しそうに目を伏せるこのみさん。
アイドルになって良かったって思ってもらえるなら、これ以上嬉しいことはないです。

こちらこそ、アイドルになってくれてありがとうございます。なんですよね……。

 

Brand New Song

もし8話を見てこのみさん良いなって思った皆様。まだ読んでいないならBNSを読みましょう。絶対に後悔しないので。

あれこれ言うよりも、試し読みもあるからまぁ見てみて欲しい。

 

www.ichijinsha.co.jp

 

なんとか譲っていただくことはできませんか……。